高齢者歯科で学んだ「意味」

舘先生の経歴で、東京医科歯科大学(今の東京科学大学)の 高齢者歯科専攻生とありますが、どうしてそこを志したのですか?
今後は高齢社会になると思い、全身から歯を診るために全身の事も歯の事も診れるドクターになりたいとの思いで医科歯科に行きました。
その頃はまだ今のような「医科歯科連携」という考え方がそれほど浸透していなかった。
でも、1人の患者さんの口だけがよくなればいいんじゃなくて、全身がよくならないと意味がない。
そのためには全身の事が分からないと、口をどうしたらいいかは分からない。
木を見て森を見ず、ではなく、全身を診たかったんです。

館

確かに歯科の事を医科の先生が詳しいかというと、必ずしもそうではないですよね。
同じ1人の人を診るのに、歯の事だけでなく身体全体の事も知っていてほしい、と思うのは患者さんにとって至極当然なことですよね。
そのためには自分がしっかり勉強しないといけないので、麻酔科に行ったり、薬の扱い方、薬や心電図の見方を勉強しました。
入れ歯も最初から最後まで自分で作っていましたよ。

館

おお!
それを体現すべく、20年前に訪問歯科に出ていたそうで。
今でこそ訪問歯科というのが少しずつ知られてきましたが、当時はまだ認知されていなかった。
そこで、入れ歯が合わない=噛めないことで困っている患者さんをいっぱい見てきました。
だからこそ、自分で動けるうちにいい入れ歯を作っておいてほしいと思うんです。

館

その時に近藤義歯研究所も見つけたと。
はい、そうですね。
車で訪問歯科として回っているときにたまたま看板を見つけて「義歯研究所」ってなんだ?みたいな。

館








