口を動かして型を取る

型を取るのに口を動かすんですか?
普通は、口を開けて「動かないでくださいね~」と何分か待たされるイメージですが。

そうなんです、「精密な型取り」のために口を動かすんです。
ご飯を食べるときに、口を開いている人はいないですよね?

確かに。

なので、イーウーオーと口を動かしながら型取りするんです。
専門用語でいうと「閉口機能積層印象」といいます。

へいこうきのうせきそういんしょう?

口を閉じて(閉口:へいこう)、イーウーをして(機能)、3回違う印象材で型を取る(積層)、印象です・・・長いですね。(笑)それぞれ説明します。

閉口・機能

口を「イーウーオー」と開けたり閉じたりします。
実際の様子が下記動画内でご覧になれます。

積層

硬さの違う3種類の素材(シリコン印象材)でお口の粘膜の型取りをします。
(粘土のようなものは、アルジネート印象といいます)硬さの違う3種類の素材(シリコン印象材)でお口の粘膜の型取りをします。
※粘土のような印象材は「アルジネート印象」といいます

これは2層目の柔らかい印象材です。
「スパチュラ」と呼ばれる「コテ」でならす様子はパティシエのようです。
ドロ~っとした印象は、粘膜の奥まで型取りが出来るため「超精密入れ歯」となるのです。

型取り用トレーに「シリコン印象材」を乗せ、お口に入れイーウーオーと動かしていただきます。上アゴ・下アゴ×3回=計6回出し入れします。
場合によってはさらに回数が増えることもあります。

患者さんも大変ですねね。

はい、1時間半~2時間掛かります。
患者さんも技工士も歯科医師も結構気合が必要です。
これが口の中のコピーなので、この上に載せるイメージで入れ歯を作っていきます。
詳しくはこちら

3層に重なった断面図はこちら。

入れ歯難民の最後の砦 KGKデンチャー6つの違い